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腰痛についてPART1(担当:今井)

 

皆様こんにちは。

OSUヘルスサポートアカデミー取締役の今井です。

今回から連載で人間の宿命である『腰痛』を掘り下げ、腰痛対策の本質についてご紹介いたします。

まず本日は下記目次の『1.職場の腰痛対策で行われていること』『2.腰痛発生のメカニズム』をお届けします。

 

<目次>

1.職場の腰痛対策で行われていること(9月8日)

2.腰痛発生のメカニズム(9月8日)

3.腰痛を引き起こす様々な原因とその対策(9月15日)

4.腰痛対策のためのスクリーニング(9月22日)

5.腰痛対策の実際(9月22日)

6.腰痛対策の経済効果(9月29日)

7.これからの社会に求められるもの(9月29日)

 

 

1.職場の腰痛対策で行われていること

 

 皆さんは腰痛を体験したことがありますか?

一説によると腰痛は全人口の85%が経験したことがあると言われています。

腰痛になったら安静にして、シップを貼る。またはマッサージを受けるなどでしょうか。これらの治療は一時的には効果があり、日常生活に戻ることが可能となります。

しかし、残念ながら再発を繰り返したことがある方が多く、慢性的な問題として抱えている人もいらっしゃいます。これでは日常業務における生産性は一定とはならず、痛みや不安などで低下した状態のままである場合も考えられます。したがって、生活に適合していない腰痛は治療から予防までの一環したプログラムが必要となります。

 このブログでは腰痛のメカニズム、原因と対策、主な予防方法をご紹介し、環境因子と個体因子の両面からトータルな対策として職場の腰痛を撲滅していただくことを願っています。

 

2.腰痛発生のメカニズム

・脊柱の仕組みと腰痛発生

人間の脊柱(背骨)にはおじぎ(前屈)をしたり背を反らしたり、ねじったりする機能が備わっています。

ご存じのように積み木のようにいくつもの骨が積み上げられ、間にクッションの役割をする椎間板があり脊柱を構成しています。腰痛は脊柱に関連した神経から痛みを感じたり、椎間板ヘルニアのように神経を刺激して下半身にしびれが出たりすることもあります。

・機械的刺激と科学的刺激

腰痛を発生させる刺激には大きく2つあります。

一つは椎間関節の周辺にある多くの神経が捻挫を起して、関節包が痛み神経が機械的刺激を受け鋭い痛みを生じます。

もう一つは、デスクワークや中腰姿勢、流れ作業のような同一動作の繰り返しをしていると腰背部の筋肉が緊張して硬くなってしまいます。

筋肉にはたくさんの毛細血管が通っていて、これらが圧迫されて血行障害となります。そうすると末梢部分に科学的変化が生じて感覚受容器を刺激します。これが脊髄を通って脳に達すると腰がだるい、重いと感じます。

 

次週PART2『3.腰痛を引き起こす様々な原因とその対策』へつづく・・・

 

 

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